エネルギーワークショップ&講演会のお知らせ


みなさん、お元気ですか?
ちろりん村の店長、大西王仁です。
みなさんにお伝えしたいことがあって、久しぶりにブログを書きます。


結論から先に書きますと、5月12日(日曜日)にちろりん村でソーラーパネル発電キットのワークショップをします。
太陽光発電に興味のある方はぜひ参加、見学してみて下さい。


実際にソーラーパネル発電キットを作って家で使いたいという方は事前に予約が必要で、購入費39800円必要です。
見学は無料ですから、ご自由にどうぞ。
今回は初回特典の簡易ワットチェッカーが付いてくるなど、お得になっています。



ご予約締め切りは5月7日(火曜日)です!
お早めにご予約くださいね!



今回のイベントについてはプロのデザイナーにチラシをデザインしてもらいますので、ぜひ、そのチラシもご覧下さい。素敵なデザインです。近日中に完成予定ですので、ぜひ、ちろりん村店頭でチェックして下さい。


チラシはこんな感じで出来上がりました!
店頭にあります!ぜひ手に取ってご覧下さい!







このイベント内容をプログラムみたいに書きますと、以下のようになります。


とき:2013年5月12日(日)


ところ:ちろりん村ガレージ前(雨天の場合はガレージ)


参加費:ソーラーパネル・バッテリー・インバーター・充電コントローラー・簡易ワットチェッカーなど発電キット全部込みで¥39800

※見学は無料



スケジュール


10時〜12時 ソーラー発電キットワークショップ
       講師:大塚尚幹さん ※要事前予約(見学は自由!)


13時〜14時 大塚尚幹さん講演会
       「3.11」その時の体験。福島からの移住の話。そして、これからのエネルギーの話。


11時〜13時/14時〜15時
無添加マクロビ総菜・お弁当・お菓子の販売

「五名の畑」さん
粟のナゲットのハンバーガ


「ナガオハウス」さん
動物性のものを使わないお弁当


「らでっしゅ」さん
焼き菓子



10時〜15時
◯しこく市民放射能測定所 同時開催!
気になる食材を測定しましょう!
費用:2000円〜(要予約)
詳しくは
http://shikoku-sokutei.jimdo.com/


10時〜19時
◯ちろりん村は感謝セール開催!!
番茶や調味料各種、お菓子類などを感謝セール価格にて。
最大25%引きの目玉特価もあるかも。売切れ御免です!



スケジュールは以上です。
午前中はワークショップ、午後は講演会と無添加のてづくりお弁当やお惣菜を。



ここからは少し具体的な内容を。

ワークショップに参加された場合のキットの内容です。
チラシに掲載されている写真はイメージです。


ソーラーパネル
最大出力:100W
大きさ:60cm×120cm×3.5cm
重量:8kg


◯バッテリー
再生ディープサイクルバッテリー
容量:38Ah
重量:15.7kg


◯充電コントローラー
ドイツPhocos社製


インバーター
疑似サイン波インバーター
出力:300W


◯簡易ワットチェッカー


基本は以上5点で39800円です。
その他、講師代、ケープルやテープ、送料等の準備費用等すべて込みです。
今回は初回特典としまして、簡易ワットチェッカーが付いてくるお得なセットです。


◯オプション
用途に応じてオプションもあります。
延長ケープルはソーラーパネルとその他の機材の延長に使います。
ソーラーパネル設置場所と実際に使う場所が離れる場合に重宝します。


ソーラーパネル延長ケーブル MC4(長さ:5m)+2200円
・60Ahバッテリーに変更:+3000円 23kg
・100Ahバッテリーに変更:+5000円 43kg


追加します!

・100Wソーラーパネル&接続ケーブル +16000円




さて、それでは実際に発電ができたとして、具体的にどんなことに使えるんでしょうか。


38Ahバッテリーフル充電で、こんなことできます。
◯20インチ液晶テレビ;3時間
◯ノートパソコン:6時間
◯空気清浄機:24時間(弱運転)
◯22W蛍光灯照明:16時間


※こんなことできます!は目安です。
※38Ahバッテリーをフル充電するには100wソーラーパネルの場合、晴れた日の二日分ほどが必要です。
※オプションのバッテリーやインバーターを変更することで、全自動洗濯機を動かせたりしますが、ご希望の場合は要相談です。
ソーラーパネルキットはバッテリーも含めると結構大きくて重いので配達希望の方はご相談を。
近距離なら当日、もしくは後日無料でお届けします。




では、今回のワークショップ・講演会の講師、大塚尚幹さんのご紹介を。


大塚尚幹プロフィール

自然エネルギーを取り入れた建築が専門。岡山の自給エネルギーグループ「自エネ組」代表。

福島県川内村で自給自足の生活を送っていたが、2011年3月11日の夕方5時、ラジオで原子炉冷却機能停止のニュースを聴き、すぐに避難。現在は岡山に移住し、自然エネルギーの普及を目指し、ワークショップを多数開催している。

乗用ワゴン車にソーラーパネルとバッテリー、NAIシンチレーション式放射能測定器を搭載。
日本初の移動可能な独立電源で動く放射能測定器を作製。せとうち市民放射能測定所代表。 http://www.shokan.jp





イベント内容に関してはだいたいこんなところです。
細かい変更などがあるかもしれませんが、その際はこのブログにてお知らせ致します。



さて、このソーラーパネルワークショップですが、以前に「しこく市民放射能測定所」を少しお手伝いしたことから話が出てきたんです。
岡山県の「せとうち市民測定所」というところからシンチレーション測定器をお借りすることになって、その、せとうち測定所の代表の方というのが今回の講師、大塚尚幹さんだったのです。


そして、お借りした測定器を見てみると、ワゴン車の後ろに測定器が乗っているんですが、その奥にバッテリー。車の屋根にはソーラーパネルが!これ、独立電源で動く測定器?ちょっと僕にとっては驚きでした。で、これを作ったのが大塚さんだというのです。うーん。なんか、かっこいいよね。


大塚さんは福島で建築の仕事をしながら、自給自足の生活を目指していたそうです。だから、エネルギーを自給するノウハウをいろいろもっています。僕も少しずつ教えてもらおうと思っていて、ぜひそれは興味のある人に伝えたいと思うんです。




今、目の前に降り注ぐ太陽のエネルギー。ありがたく使わせていただこう。原発が爆発し、放射能がだだ漏れの今。今まさに起きている過酷な現実を生き抜こう。そのために僕らにできることはいったいなんだろう。そんなに無理せず、そんなに堕落もせず、楽しく嬉しく生きて行くことはできないのか。必ずある。それを生み出せる。それが僕の夢だ。


さあ、みなさん、はじめよう!




追記

なんで無農薬の八百屋がソーラー発電?

ちろりん村は「水・たべもの・エネルギー」の自給自足を目指しているからです。
2年前から、ちろりん村の建物の屋根には40キロワットのソーラーパネルが乗っていて、毎日発電して電灯線に使っています。余った電気は売電しています。


電気はありがたいし、便利ですね。
でも、今の電気のつくりかたってどうなのよ、と。特に原子力発電所なんてのは環境汚染の最たるものなのは自明です。たくさんの被曝労働者を生み出しながら、たくさんの放射性物質を環境中にふりまきながら、放射性廃棄物を何百万年も管理しないといけないなんて、怒りを通り越して言葉が出てこないです。ええ。事故が起きなくてもです。


この話は長くなるのでこの辺にしときますが、いままでたくさんの方々が草の根運動原子力に反対してきたんですが、現実に過酷事故は起きてしまった。起こってほしくないと願っていたものが実際に起きてしまったんです。政治家、行政、司法、電力会社に訴えかけたけれど、「3.11」は起きた。草の根運動はそれはそれでとても大切なことです。私も及ばずながら、そういったことに少しでも協力したい。


でも、いくら現状に不満でも電気を使って電気代を毎月払ってる自分がどうにもこうにも合点がいかない。だからこそ、エネルギーの自給というのはなかなかに大変だけれども、少しでも自分で電気作れるなら、それはすばらしいよね。じゃ、電気作っちゃおうか。太陽光発電なら燃料代も不要だし。


そんなこんなでエネルギーワークショップというわけなんです。
あ、ちなみに今回のワークショップ参加費は全額「自エネ組」の大塚さんに支払います。
ちろりん村にはバックマージンキックバック、なーんもありません。
今回はそれでいいんです。


文責 ちろりん村 店長 大西王仁